武蔵野美術大学へ 竹の民具展
武蔵野美術大学で、竹の民具展があるというのをインターネットで見つけ、仕事が休みだったので行ってきました。武蔵野美術大学はEDS竹という燻製にかけた竹のプロジェクトもあり、竹に関しては力を入れて関わっている方が多い印象でした。
さて、大学に着いて正門にいる守衛さんに「展示会を見に来たのですが」と一応告げると、「ああ、今やってますよ。あそこにポスター張ってあるでしょ。ここをこういってあそこでやってます」と教えていただきましたが、そのポスターのものは明らかに竹ではなさそうです。
学内に入って気付きました、「展示会」という一言で片付けるほうが愚問だということを(笑)。ひとつだけではなく、多くの展示会や展覧会が催されているのです。また、学内に入るとそこかしこで制作活動をしているエプロン姿の学生さんが目に付きます。また制作物もいろんなところに展示してあったり、また造りかけのものもあったり、これが美大の空気なんだなととても興味深かったです。
いろいろと散策した後、ようやく目的の民具展をしている建物を発見しました。写真は一応外観からのみ。一画での展示でしたが、話を伺うと資料室にまだ作品があるということ。せっかくなので見せていただきました。案内していただいた民族資料室の方の話によると、ここには全国から集められた民具があるそうです。ムサビの先生が自分の足で集められてここに収蔵されているとのこと。
ただ集められたものと違って特徴があります。集められた際、その場所がどういう場所で、どういう人が使っていて、どのように使われていたか、などが分かるように資料にまとめられているのです。その資料も少し見せていただきましたが、竹籠を背負っているおばあちゃんのモノクロ写真があるなど歴史を感じる資料で、これは貴重なものなんだろうなと感じました。30~40年ほど前、ちょうどプラスチック製品が台頭してきたときのものもあります。このようなとき、捨てられる前に集めていただいたからこそ、今自分たちがこのようにして見られるのだと思うと感慨深いですね。
その後同じく資料を探しに来られていた、野外活動家の二名良日さんという方と一緒に、特別に他の資料室も見せていただきました。色々と写真も撮らせていただきましたが、掲載は自粛しておきます。二名さんのお話も伺うことができました。二名さんはTVチャンピオンの「無人島王」にもなられた方で、「アウトドアの達人」「還暦越えの野人」などと呼ばれているそうです。ムサビの授業で講師として講義をされたつながりがあるそうで、竹やぶを徹底利用した「竹やぶクリーンUP大作戦」など、自然を利用した野外活動家、美術家として広く活動されています(ムサビのブログより)。
二名さんは、竹を素材としてというより、そのままの竹、あるものを使う、廃物利用、といったキーワードで、竹・自然に向かわれているそうです。前回福島にいったときに野良仕事慣れをした方を見たときと似た感覚を覚えました。少々ずれていてもいい、と話す二名さんの言葉には説得力がありました。確かに、実際に竹薮や自然に触れているとそういう気分になります。
最後に庭に展示されていた竹で造られた造形物を撮らせてもらいました(暗いですが)。EDS竹の話については聞きそびれたので、また別の機会にうかがえたらと思います。
↑二名さん考案、竹の枝で作られた「竹輪」
-関連リンク-
武蔵野美術大学 民族資料室 - 質量ともに全国屈指。研究者からも大きな期待。
二名良日 プロフィール - ゆうげい社

























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